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製造工程のお話天狗缶詰 三河工場

うずらが育っている環境

うずらが育っている環境

うずらの産地を育てた温暖な気候と養鶏技術

愛知県の東南部に位置する豊橋市を中心とした東三河地方。黒潮が流れる太平洋に面し比較的温暖な気候に恵まれたこの地域が、国産のうずら卵生産量のトップシェアを誇ります。
もともと養鶏業が盛んで、関連した設備や飼料の会社も多い土地柄であったため、飼育技術が発達。また東京・大阪の二大消費地の真ん中あたりに位置する好立地も手伝って、うずらを飼育する養鶉(ようじゅん)業が発展しました。

愛情を注ぐことで、良い卵が生まれます

うずらは静かで落ち着いた環境を好み、音にはとても神経質な生き物。 各農家ではうずらの小さな体を守るため、冬場の保温や夏場の換気、毎日の清掃を徹底した環境整備などに加え、作業機械の操作に対しても配慮しながらうずらを飼育しています。うずらにとってストレスのない、快適な環境づくりがより良い卵の産卵につながると考え、一羽一羽に話しかけながら愛情を注ぎこんでいます。

うずらヒストリー

「余ってしまう卵を何とかしたい」

農家の相談をきっかけに缶詰加工に着手

一羽の親鳥が産む卵は10日で約8個。貴重な卵ですが、生のうずら卵の需要しかなかった昭和40年代初め、売上が落ちる夏場は卵が余ってしまい農家の方の悩みの種でした。ちょうどその頃、同じ東三河地域で新工場を操業し始めた天狗缶詰に、近隣の農家の方から「何とかならないか」と相談が持ち掛けられ、工場でうずら卵の缶詰加工をはじめるきっかけとなったのです。

うずらの卵が出荷されるまで

うずらの卵に特化した工場で
受け入れます

豊橋市の隣、豊川市に所在する天狗缶詰「三河工場」。年間約3億個のうずら卵を処理する生産能力は国内でも有数です。うずら卵の加工は鮮度の管理がとても大切で、農家から受け入れたうずら卵は仕入れ先ごとに管理を徹底。卵の質もしっかりとチェックすることで、生産者の皆様とも協力して原料からの製品品質の向上に努めています。

機械と人の目で、
高品質な製品づくり

こまめに条件を調整してボイルした卵を、うずら卵専用のラインで加工していきます。最も手間をかける選別では、コンピューター画像処理装置でサイズや不適合品を選別。さらに技術を持ったスタッフの人の目と手による最終選別を行い、不適合品の混入防止対策を徹底しています。こうして機械と人の目でチェックして、卵の殻刺さりや傷卵の混入等を防ぐ対策を追求しています。

国際規格「FSSC22000」認証を取得

三河工場は2021年に食品安全の国際規格「FSSC22000」を取得。時代に求められる食品安全基準のバージョンアップに常に対応しながら管理基準を運用しています。万一、不具合が出た場合も原因究明、課題解決がすみやかに実施できる体制で、お客様へ食の安心・安全をお届けします。

工場の様子はこちらから